ITエンジニアとして「年収1000万円」を目指すことは現実的に可能なのか?
わたしは高卒フリーターからブラック企業を経て、未経験でIT業界に入りました。その後、ネットワーク監視・設計構築・クラウドを経験し、フリーランスに転向。現在はフリーランスの仕事だけで年収1200万円を超えています。
これは高卒フリーター上がりでも戦略を持ってステップアップしていけば年収1000万円に届くという実例です。
大事なのは「戦略」です。個人的には戦略を間違えなければ年収1000万円到達というのは難しくないと思います。わたしが見る限り、多くのエンジニアは最初から年収1000万円を目指していない(諦めている)か戦略を間違えているか、どちらかだと思います。

この記事では、最新データとわたしの実体験を組み合わせて「エンジニアが年収1000万円に到達するためのロードマップ」を解説します。
年収1000万円はどれくらい難しい?データで見る実態
データだけを見ると年収1000万円を得ているエンジニアは勝者のように見えるかも知れません。しかし、戦略を間違えなければあなたも年収1000万円に到達可能です。
年代別の平均年収(2025年最新)
エンジニアの平均年収(Qiita Jobs調査など)を見ると、次のようになります。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 約380万円 |
30代 | 約520万円 |
40代 | 約650万円 |
50代 | 約720万円 |

平均値からすると年収1000万円はトップ10%前後に入る水準。
つまり「戦略的にキャリアを選んだ人」だけが到達できるゾーンです。
年収1000万円に到達するためのルート


どのルートを選び年収1000万円を目指すのか?それによって戦略が変わってきます。
①フリーランス高単価案件ルート(実現性が高い:ある程度経験すれば到達可能)
- 月80〜100万円以上の案件を継続的に受注
- エージェント(例:PE-BANK、レバテック)を活用
- ネットワーク+クラウド+プログラミングを横断できる人材は強い



フリーランスならば年収1000万円は珍しくありません


②正社員マネジメントルート(実現性が低い:入社する会社を間違えると不可能)
- 外資系・大手企業で管理職に昇進
- 金融系の開発会社でキャリアアップ
- 年収レンジ1000〜1200万円のレンジも存在



国内大手企業の部長クラスでも年収800万円程度。
その一方で、30代で年収1000万円を超える開発系企業もあります。
③副業+転職ルート(実現性が高い:結局はフリーランスに落ち着く)
- 副業でスキルを磨き転職時に年収UP
- 一部はフリーランス転向で一気に収入増
最終的に一般的なエンジニアが年収1000万円に到達するにはフリーランスになるしかない、というのが個人的な考えです。
フリーランス案件の単価相場(2025年最新)
フリーランスといっても分野が色々とあります。どの分野を選ぶのか?それによって単価相場や将来の安定性が変わってきます。
職種別・技術別の平均月額単価(レバテック調査より)
分野 | 平均単価 | 最高単価帯 |
---|---|---|
フロントエンド | 約70万円 | 120〜150万円 |
サーバーサイド | 約75万円 | 130〜160万円 |
インフラ/クラウド | 約80万円 | 150〜200万円 |
AI/データサイエンス | 約90万円 | 200万円超 |



年収1000万円を狙うには「月80万円×12ヶ月」がボーダーライン。
需要が高いクラウド・AI・インフラ系であれば、単価100万円超も珍しくありません。
わたしが年収1000万円を突破したロードマップ(実体験)
わたしのリアルなロードマップを紹介します。多少は運の要素もありますが、再現性がかなり高いものだと思います。


- 高卒フリーター → ブラック企業 → IT未経験でネットワーク監視
- CCNA・CCNP取得で基礎固め
- 年収240万→年収180万円 → 年収420万円



転職後はCCNPを取得するまでプライベートな時間をすべて勉強に費やしました。
- ネットワーク監視から設計・構築へキャリアアップ
- 周りから「何でもできるエンジニア」と評価され始める
- 年収420万円から変わらず…



補足すると、サーバーを扱ったりプログラミングができるネットワークエンジニアは少ないため、ジョージさん何でもできますね、と過大評価されているだけで、本当に「何でもできるエンジニア」ではないです!
詳細はこちら → ITエンジニアとして年収1000万円を目指すなら「そこそこレベル」で問題ない
- 会社の社長が倒れ、給料未払い2ヶ月 → 独立を決意
- PE-BANK経由で案件を獲得
- 初年度年収600万円 → 別案件に移り年収800万円



どの道フリーランスへの転向は時間の問題でした。
- クラウド案件にも関わり始める
- 高単価案件を継続的に受注
- 年収1000万円を突破
- 単価100万円超の案件も獲得
- フリーランス5年で年収1200万円に到達



わたしは特別な例ではないです。
うまくやれば、もっと早く年収1000万円に到達するはずです!
年収1000万円を超えて感じたメリット・デメリット
メリット
- 金銭的な不安が減った
- 案件選択の自由度が増した
- 働き方の裁量が広がった(リモート中心)



投資に回すお金も増えたため年収1000万円くらいから総資産が増えだしました!
※2025年9月に総資産が5000万円に到達!
デメリット
- 国民健康保険・税金が大幅増加
- 手取りのインパクトは想像より少ない
- 高収入でも「稼働が止まると即収入ゼロ」のリスク



結構支出が多くなるため、節税対策は必須になります。


年収1000万円を目指すためのアドバイス


アドバイスというと偉そうですが、自分の経験を踏まえて「自分だったらこうする」という目線でアドバイスを書いてみました。
20代未経験なら
まずネットワークを学び、インフラ基盤を固めることをおすすめします。その後クラウドやサーバー、開発系へ拡張するとよいでしょう。
ネットワークを理解しているクラウドエンジニアやプログラマーは意外と少ないので、高い評価を得られるはずです。
学習時間を短縮して転職を早めたいならばITスクールの利用も検討する価値があります。
最近はいきなりAWSなどのクラウドから始める人が多いです。それも悪くないのですが、AWSの使い方は知っているけれどネットワークの知識がない、という方が結構多いことに驚きます。AWSは単に一企業が提供するクラウドサービスに過ぎないため注意が必要です。
将来的に総合力を高めるならばネットワーク知識は必須なので、まずはネットワークに取り組むことをおすすめします。



まだ20代なら総合的なスキルと経験を持ったエンジニアになれる可能性大です!
30代会社員なら
ある程度の経験がある方ならばフリーランス転向を検討をおすすめします。
今の会社で働き続けて年収1000万円を突破することが難しいならばフリーランス転向を検討するものよいでしょう。高単価案件に巡り合うことができれば早々と年収1000万円を超えるはずです。



退職金がないSES企業ならば、フリーランス転向で生涯年収を大幅アップさせる、という選択肢もあります。
完全に未経験者の場合、独学よりITスクールで一気に基礎的なスキルを身につけた方がよいです。30代の場合は時間との闘いなので、ITスクールで学習内容を圧縮することをおすすめします。
転職サポートがあるITスクールも多いので、次の記事を参考にしてみてください。


注意点
わたしの経験から言うと、フリーランスで年収を上げるにはスキル以上に「案件選び」が重要です。同じようなスキルを持っていても、案件選びを間違えると年収が100~300万円くらい変わります。
高単価案件の募集がないときに単価が低い長期案件に入ると痛い目に遇います。そんなときは高単価案件を探しながら短期案件に入る方がよいです。
また、税金や国民健康保険のコストは想像以上になります。わたしの場合、年収が1000万円になった時点で社会保険料(国民健康保険+国民年金)の支払額が年間140万円ほどになりました。
わたしは会社を設立して社会保険料を大幅に下げるという対策をしていますが、これは誰にでもすすめられる方法ではありません。
そのため、小規模企業共済やiDeCoなどを利用した節税対策を最大限に生かす必要がでてきます。


よくある疑問
まとめ:エンジニアが年収1000万円を達成するために必要なこと
年収1000万円は不可能ではない
平均年収データを見ると、エンジニアの年収は30代で約520万円、40代で650万円前後が一般的です。
しかし、フリーランスとして高単価案件(月80〜100万円)を継続すれば、1000万円の壁は現実的に突破可能です。
一番難しいのは、フリーランスの道に踏み出すことができるか、という点だと思います。



実際にわたし自身がフリーランス転向から数年で年収1000万円を突破しました。
最短ルートはフリーランス案件の活用
レバテックフリーランスやPE-BANKなどのエージェントを活用し、クラウド・インフラ・AIといった高需要分野で案件を選ぶことが重要です。
同じスキルでも、案件選択を誤ると年収に100〜300万円の差が出ます。
わたし自身の経験からの結論
高卒フリーターからIT未経験でスタートし、ネットワーク監視 → 構築 → クラウド → フリーランスとキャリアを積み、最終的に年収1200万円を達成しました。
大切なのは「スキルを広げる」ことと「案件を正しく選ぶ」ことです。
並外れたスキルは要りません。それよりも、ネットワークもサーバーもプログラミングもクラウドも、すべてを“そこそこ”扱えるジェネラリスト であれば十分です。


注意点も忘れずに
年収1000万円を超えると税金や保険料の負担も大きく、節税対策をしないと手取りは思ったほど増えません。
収入の使い方や節税も含めて計画的に動く必要があります。
【結論】
「エンジニア 年収1000万」は決して夢ではなく、正しいキャリア戦略と案件選択で誰でも到達可能です。
あなたがこれから収入アップを目指すなら、まずは自分のスキルを棚卸し、エージェントを活用して高単価案件を探すことから始めましょう。
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